展示会情報

2011年6月4日

桑の木工品

銘木の桑は、山中で自生する山桑をいいます
山桑は偶然に鳥たちが実を運び、山に根を下ろして過酷な環境に生き残り大木となったものです。製材したては、青みがあり、時間がたつと、茶色の濃さを増して、ちょっと潤みを帯び、山ノ神が宿っているような、厳粛ささえ感じると言われています。私は、お客様が、お持込になった、見事な桑を仏壇に製作させて頂いた事が、ありました。
そして、繭を養う里の桑も今では、貴重です。偶然桑を手に入れることが出来、素材を生かした木工品を製作しようと、試行錯誤しましたが、なるべく、自然のままの形を生かして、花器、写真立て、鏡などになりました。末永く、この木が生き残ってくれることを願って