今年もお世話になりました
今年も有り難うございました。
怪我も無く、無事仕事納めすることができました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします
年を取ると1年が早い、早く感じられる。と言われますが、この1年は早く感じられました。良く、不思議なえにし、細い糸で結ばれているなどと申しますが、私のお客様、shinスタイルを気に入って下さるお客様はやはり、何か共通点があったり、ご縁があったりします。今菅平に新築されているT邸、ログハウスの扉をご注文いただいていますが、長年あたためていた?菅平産の天然カラ松で製作することになりました。地産地消であり、カラマツにとっては、生まれ育った菅平に戻るわけで、居心地は良いと思います。無垢の家具は、生きているので、伸び縮みしたり、色がより美しく変化したりこれからも、生まれ故郷に縁あって収まったのだから、良い風合いが出てくると期待しています。...
私は、お客様が折角世界に一つだけの家具、(私だけのオリジナル)を求めてご注文くださるのだから、Shinらしい家具、既製品にないスタイルを心がけていますが、私の提案で一番お気に入ってくださるのは、取手にちょっとあしらう、葉っぱや、蝶、木の枝などです。勿論手作りで、ちょっと手間がかかりますが、お客様が喜んでくださる様子を目に浮かべて、一生懸命作ります。手抜きは、出来上がって見ると、すぐわかります、そして、自分で納得いかない商品は、納められないので、すべて、製作は、真剣にならざるをえません。そんなわけで、Shinスタイルに拘り、より良い家具を目指しています。家具は、使い勝手というものも有りますから、あまり奇抜なデザインには、なりにくく、引き出しは引き出し、ドアはドアですが、その中に木目の面白さや、取っ手の形、など拘っています。...
今年も紅葉の季節になりました。昨日は、浅間山の初冠雪。平年より遅いとのこと。日一日と木々の紅葉が深く、鮮やかになり、今シーズンも(私にとっては)終わりに近づいた感じです。沢山のお客様にお会い出来、沢山ご注文いただいたけれど、ご満足いただけたか?一つ一つの作品を思い起こします。最近は、生き方、趣味、好み、すべてが多様化しています。などと一般的に言われますが、私のお客様も世界にたった一つの、私だけ(ご自分だけの)の家具をお作りなるのを、お好みになります。私も精一杯ご期待に答え製作したつもりですが静かな紅葉の林に包まれながら、深く考えてしまいます。とは言っても、まだまだ、今年の仕事は残っています。頑張らなくては...
小諸の山はここ2,3日天気がはっきりしません。しかし、すっかり秋めいて桜の葉は、色づいています。喧しいほど?だったセミの声も静かになり、虫の声、鳥の声が聞こえるだけで、静かな山の秋です。彼岸にちなんだ話です。長野のお客さんからは、仏壇を見せてくださいとか、製作の依頼も多く、他の家具の注文の数に比べると、多いと感じます。最近何気なく新聞を見ていてナゾが解けました。隣の町佐久地方には、位牌分けと言う風習があり、亡くなったかたの子孫(子供)全員に位牌を分けるそうで、そのための、儀式もあるそうです。私の生まれた地方は、本家が仏様を守り、墓を守りますので地方により違うものだと思いましたが、佐久地方では、度重なる、千曲川の氾濫から、先祖さまを守る為とか?もっとさかのぼって、戦国時代からの風習とか?言われているそうです。位牌を預かれば当然仏壇が必要になるし、家族皆で、手を合わせることは、良いことだと、思います。...
ここ長野は、お盆を過ぎ、急に秋めいて、空は高く澄み夜はいろいろの虫の音がします。最近,幾つか東京のマンションに家具を納めさせていただきましたが、皆さん、木の香がして、嬉しいとか、木の香に癒される、とおっしゃいます。作っている私は、当たり前になってしまっていますが、無垢の家具は、木の香が漂います。そして、木の香は、一様ではなく、木によって違います。製材関係や、山師のかたは、木の粉の匂いでコレは、ケヤキ、コレは桑、などと当てます。桑で何作っているの?と言われますから、内緒に出来ません。最も内緒にする必要もありませんが。賑やかな都会で無垢の家具の木の香りが少しでも、リラックスや、癒しのお手伝いが出来れば、私も幸せです。...